家計簿 Zaim 購買データを統計解析した「新社会人の支出」及び「社会人アンケート調査結果」発表
家計簿サービス Zaim 購買データを統計解析した「新社会人の支出」及び「社会人アンケート調査結果」発表
新社会人は「実家暮らし離れ」?
一人暮らし/友人とのシェアハウスを選択する人は1.5倍に
~就活スーツは「親に買ってもらうもの」2万円未満のプチプラスーツが人気〜
650万ダウンロードを超える日本最大級のオンライン家計簿「Zaim」を運営する株式会社 Zaim(本社:東京都 渋谷区・代表取締役:閑歳 孝子)は、 4 月 27 日、「新社会人の支出」を発表しました。これは Zaim の「社会人一年目」および「大学4年生」の購買データを統計解析した傾向と、Zaim のご利用者へのアンケート調査結果を合わせたものとなります。
この結果、新社会人の住まいが「実家」よりも「一人暮らし」や「友人とのシェアハウス」が増加している一方で、就活時に着用するスーツは「親と買いに行く」など、両親との距離感が変わりつつある傾向が見て取れました。
分析結果サマリー
・社会人一年目はいつの年代も「実家暮らし」の割合が大きいが「一人暮らしまたは友人と賃貸またはシェアハウス」が接近するほど増加。現在の 20 代では 50 代以上よりも 1.5 倍と増えている。一方、毎月の家賃は 2014 年から 2016 年にかけて平均 2,702 円低下した。
・ 就職活動中に着用する ”就活スーツ” は年々親と購入するように。現在の 50 代以上が当時 4 割弱いた「 3 万円以上のスーツを購入する層」は、現在の 20 代ではわずか 17 %と約半数まで減っている。
・ 社会人一年目で急増する支出は「エンタメ」(139%)。趣味が「ある」と回答した人は 9 割に迫る。
(支出分析概要)
・分析日時:2012年〜2016年
・分析対象:「Zaim」で入力された支出項目
(アンケート調査概要)
調査期間:2017 年 4 月 13 日(木)〜 2017 年 4 月 20 日(木)
調査対象:「Zaim」 利用者 男⼥ 664 名
調査手法:インターネット調査
詳細
新社会人は家にかける費用を減らして美容や衣服に回す傾向に
Zaim の購買データより分析すると、新社会人の家賃は年々減少傾向にあり、過去 3 年間で平均 2,702 円月額でかける費用が下がっています。一方で美容・衣服にかける金額は 1,969 円増加していました。
前述の「社会人一年目の住まい」と合わせると、新社会人は親元を離れ一年目から一人暮らしやシェアハウスなどで両親から独立する傾向が強まっていますが、家自体にかけるコストはシビアになっており、その代わりに美容・衣服など外に向けて発信する支出を重視する流れが見て取れます。
“就活スーツ”は「親に頼る」が平均単価は低下
現在 50 代以上の人が就職活動をする際、 3 割以下だった「スーツを親が買う割合」が、20 代では 54 %と半数を越えるなど、若い世代ほど両親に就職活動用スーツを買ってもらう傾向が強くなっています。
しかし、一着あたりのスーツの購入価格は安くなっており、20 代の 83 %が「 3 万円未満」のスーツを購入しており、特に 2 万円未満のスーツは現在の 50 代が就職活動をしていた頃よりも 2 倍以上の割合の人が選択しています。これは、”プチプラ” のスーツブランドや小売店が増加し、安いスーツが手に入りやすくなったことが背景にあると考えられます。
年々「エンタメ」の支出を惜しまなくなってきている社会人
社会人一年目で増えていた支出額の伸び率上位に「エンタメ」(139%)も挙がりました。アンケートでは、趣味が「ある」と回答した人は 86.5 %にも上り、趣味にかける 1ヶ月の費用は 4 割の人が「 1 万円以上」と回答しました。
新社会人はライフスタイルが大きく変化し忙しくなる方も多くなる一方で、コンサートやライブ、音楽や映画といった、自分の好きなものである「エンタメ」に費やす費用は惜しまずに出す傾向にあることが予想されます。
Zaim は、日本最大規模のオンライン家計簿サービスとして、これからも家計簿を記録・分析するだけでなく、ひとりひとりの暮らしに対する多様性を理解し、前向きな気持ちで楽しく暮らすためのサービスを提案してまいります。
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