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家計簿 Zaim 「いちご」「みかん」の消費分布を発表


日本最大級の家計簿サービス Zaim 「いちご」「みかん」の消費分布を発表

福岡「あまおう」は北海道、栃木「とちおとめ」は兵庫で人気

~全国の購買ビッグデータより食材トレンドを可視化する「おいしい旬の地図」で冬の旬の二大果物を分析〜

 


600 万人以上が利用する日本最大級のオンライン家計簿「Zaim」を運営する株式会社 Zaim(本社:東京都 渋谷区・代表取締役:閑歳 孝子)は 2 月 9 日、同社運営の「おいしい旬の地図」の全国各地からの購買ビッグデータから抽出した、「いちご」と「みかん」の消費分布を発表しました。2016 年 3 月からの約 1 年間、Zaim で入力された「いちご」と「みかん」の支出品目を分析した結果、各ブランド生産地と消費量は必ずしも比例関係にはならないことが明らかとなりました。

 

 調査サマリー

  • 福岡県で生産される「あまおう」は、東京都、京都府、北海道で特によく消費されている傾向
  • 栃木県発祥の「とちおとめ」は、栃木県と同じくらい兵庫県や愛知県で消費されている傾向
  • 和歌山県で生産される「有田みかん」は、特に愛知で消費されている傾向

分析概要

  • 分析期間:2016 年 3 月 6 日〜2017 年 1 月 24 日
  • 分析対象:「Zaim」で入力された支出項目を独自に解析した統計データ

 

 

 

 詳細

 

 「あまおう」はグルメの街 東京・京都で特に人気

「日本人の好きな果物」第 1 位とも言われるいちご。世界的に見ても、日本のいちごの消費量は上位に位置するようです。

そんないちごの消費地を Zaim の購買データで分析したところ、福岡県で生産されている大粒の品種「あまおう」は、特に東京都と京都府、北海道でよく消費されていることがわかりました。「あまおう」はいちごの品種の中でも比較的高価格帯のため高級なイメージが浸透し、グルメの街とも呼ばれる東京都や京都府の飲食店などで「あまおう」を使用・アピールしたメニューも増えているのではと予想されること、北海道産の生クリームや小豆とも相性が良いこと等が消費量が多くなっている背景にあると考えられます。

 

 

一方で、いちごの出荷量が全国 1 位の「とちおとめ」はブランド生産地である栃木県と共に、兵庫県での消費回数が多くみられました。兵庫県では「とちおとめ」との掛け合わせにより新種のいちごを開発した経緯があり、なじみのある品種になっているのではと予想されます。また、同じく栃木県発祥ブランドである「スカイベリー」の場合は、「とちおとめ」と消費回数の分布が異なるという興味深い結果となりました。

 

 

 

 「さがほのか」は同じ九州でも熊本県や宮崎県でよく消費

また、佐賀県発祥の「さがほのか」は、佐賀県よりも、同じく九州の熊本県や宮崎県でよく消費され、中国地方の広島県でも消費回数が多いことが分かりました。

広島は瀬戸内の温暖な気候からいちごの栽培地としても知られており、佐賀県とも物理的に距離が近く、親しみを感じやすい「さがほのか」がよく消費されているのではないかと予想されます。

 

 

 

 和歌山県産「有田みかん」は愛知県でよく消費

一方で、日本の冬に欠かせない果物であるみかんにおいても、いちご同様、生産地と消費地に差があることが見て取れました。

和歌山県で生産されている「有田みかん」は愛知県で、静岡県で生産されている「三ヶ日みかん」は北海道でよく消費されていることが分かりました。また、愛媛県西宇和で生産されている、ブランドみかんと呼ばれる「蜜る」は東京での消費回数が多いことから、いちごの「あまおう」同様、高級なイメージのある品種は比較的東京都でよく消費されていることが予想されます。

 

 

Zaim は、日本最大規模のオンライン家計簿サービスとして、これからも家計簿を記録・分析するだけでなく、ひとりひとりの暮らしに対する多様性を理解し、前向きな気持ちで楽しく暮らすためのサービスを提案してまいります。

 

 

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