Zaim

家計簿 Zaim 購買データを統計解析した「都内のタクシー利用の分析結果」発表


家計簿サービス Zaim 購買データを統計解析した「都内のタクシー利用の分析結果」発表

“タクシー初乗り410円”効果? 都内のタクシー利用回数が増加

~ 「ちょい乗り」が「ちょい」増え、平均単価は減少 〜


650万ダウンロードを超える日本最大級のオンライン家計簿「Zaim」を運営する株式会社 Zaim(本社:東京都 渋谷区・代表取締役:閑歳 孝子)は、2017 年 5 月 31 日、「都内のタクシー利用の分析結果」を発表いたします。

タクシーの新料金体系が開始された 2017 年 1 月 30 日から 2017 年 4 月 30 日の期間及び、旧料金体系の 2016 年同時期の東京23区・武蔵野市・三鷹市在住 Zaim のユーザーの「タクシー」の支出項目を分析しました。その結果、タクシーの利用回数は増加した一方で、平均単価は減少していることが分かりました。

 

 

 調査サマリー

 

・新料金体系前に比べて、利用料金 730 円未満のタクシー代支出割合は約 1.8 倍

・新料金体系前に比べて、1回あたりのタクシー平均利用金額は 422 円マイナス

・新料金体系前に比べて、1人あたりのタクシー利用回数は 105 %増

 

( 参考 )
2017 年 1 月 30 日より改訂されたタクシー料金は下記の通りです。約 1.7 キロメートルまでの利用料金が従来より安くなりました。(対象エリア:東京都23区・武蔵野市・三鷹市)

旧・基本運賃 :初乗り 2 キロメートルまで 730 円、加算料金は 290 メートル毎に 90 円
新・基本運賃 :初乗り 1.059 キロメートルまで 410 円、加算料金は 237 メートル毎に 80 円

 

(支出分析概要)
・分析対象日時:2017 年 1 月 30 日〜 2017 年 4 月 30 日、 2016 年 1 月 30 日〜 2017 年 4 月 30 日
・分析対象:「Zaim」で入力された支出項目

 

 

 調査の詳細

 

 「ちょい乗り」が微増し 730 円未満のタクシー代支出割合が 1.8 倍に

「タクシー」と支出記録された利用金額のうち、 730 円未満の割合は、新料金体系前に比べて 約 1.8 倍となっていることがわかりました。この分析結果にタクシーの初乗りが 730 円から 410 円に値下げとなったことも影響していると考えられます。

(※旧料金体系であった 2016 年にも「 730 円未満」のタクシー利用が見られるのは、割り勘等で乗車したことによる記録、もしくは東京都以外のエリアで初乗り730円以下のタクシー乗車した際による記録と推測されます)

 

 

 

 利用者一人あたりのタクシー平均利用金額は 422 円マイナス

一方で、月別の利用者一人あたりの平均利用額は、旧料金体系に比べて 422 円減となりました。422 円を新料金体系の加算金額に照らし合わせてみると、距離にして約 1,260 メートル。その分、利用者一人あたりの乗車距離が減少したとも捉えられます。

なお、730 円未満の利用割合が増えたことと反比例し、一回あたりの利用金額は減少していました。初乗り料金改定の影響が垣間見えます。

 

 

 

 一人あたりのタクシー利用回数は 105 %増

また、一人あたりの月別タクシー利用回数は 4.4 回から 4.6 回に増えていました。

新料金体系となった直後の 3 ヶ月間において、730 円未満のタクシーの利用割合及び一人あたりのタクシー利用回数は、増加傾向にあります。

前述の通り、一人あたりのタクシー平均利用額は減少していたものの、今後、料金面での心理的ハードルがさらに下がり、タクシーでの短距離移動の利便性が浸透していくことにより、「ちょい乗り」をはじめとしたタクシーの全体的な売り上げ増に繋がることへも期待できる結果となりました。

 

Zaim は、日本最大規模のオンライン家計簿サービスとして、これからも家計簿を記録・分析するだけでなく、ひとりひとりの暮らしに対する多様性を理解し、前向きな気持ちで楽しく暮らすためのサービスを提案してまいります。

 

ひとつ前に戻る