Zaim

新型コロナウイルス禍における防災対策意識変化を分析


900 万ダウンロード超の家計簿サービス「Zaim」の家計簿記録データによる統計調査

新型コロナウイルス禍における防災対策意識変化を分析

〜防災関連商材へのニーズ高まり、防災セットの購買率は 2016 年と比較し約 3 倍に〜


 900 万ダウンロードを超える家計簿サービス「Zaim」(https://zaim.net)を運営する株式会社 Zaim(本社:東京都港区、代表取締役:閑歳孝子)は 3 月 31 日、新型コロナウイルス感染拡大における一般消費者の防災に関する購買行動の変化を、家計簿記録データから統計的に調査した結果を公開しました。

コロナ禍における防災対策の購買行動サマリー

1. 過去 5 年における自然災害を凌駕する購買ニーズが長期的に継続
2. 防災関連商材の購入比率は 2016 年に対し約 1.8 倍と大幅な伸び
3. 2020 年の防災関連商材の年間支出額は平均 25,263 円で 2016 年と比較し約 1.6 倍に拡大

過去 5 年における自然災害発生と防災関連の購買動向

2016 年 1 月 1 日から 2020 年 12 月 1 日までの全都道府県を対象とし各種期間での 1 ヶ月ごとの購買者数を比較しました。(対象月の 1 ヶ月以内にレシート自動登録および手作業で登録したユーザー数に対し当商材を購入したユーザーの割合)過去においても甚大な被害をもたらした大型地震や台風前後には購買活動が活発化するものの、コロナ禍においては防災関連商材全般が長期的に購入されていることが分かりました。

2016 年と比較した防災関連商材への購買動向

2016 年をベースとした場合の毎年の各カテゴリの購買率においては、約 1.8 倍と大幅な伸びが見られました。コロナ禍では社会現象ともなったまとめ買いの対象となる缶詰や非常食の伸び率はさることながら、救急セットや簡易トイレなどの購買も目立ちました。また、近年ニーズが高まっていた防災セットにおいては 2020 年は 2016 年と比較した場合、約 3 倍となる結果となりました。地震や台風など自然災害と同様に人々の防災への意識が網羅的に高まっていることが伺えます。

防災関連商材の支出額推移

「防災セット、救急セット、簡易トイレ、乾パン、缶詰、懐中電灯、携帯ラジオ、手動発電機、非常食、非常用給水バッグ」を防災商材費の対象とし年間支出額を検証したところ、2020 年は 平均 25,263 円の出費で、2016 年と比較し1.6 倍となりました。それらと固定費を除く支出額全体に対する割合も伸びており、家計における具体的な費用負担も明らかとなりました。

Zaim では引き続き、新型コロナウイルス禍における一般消費者の購買への影響を追いかけ、社会的変化の把握に寄与する活動を続けてまいります。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社 Zaim 広報担当
https://zaim.co.jp/contact

サービス概要

家計簿サービス「Zaim」

https://zaim.net
900 万ダウンロードを超える国内最大級の家計簿サービス。レシート撮影や銀行・カードと連携し自動的に入力できる家計の管理機能のほか、経産省公認の 「キャッシュレス還元マップ」や Pay 系のキャンペーンを集めた「オトクカレンダー」など、個人のお金にまつわるサービスを幅広く展開している。また、公共情報や社会とのつながりを重視した、独自の購買行動分析も展開する。

購買データ分析ツール「Zaim トレンド」

https://trends.zaim.net
家計簿サービスである「Zaim」の家計データを匿名化し、統計解析することで「どこからどこへ購買の変化があったのか」を明らかにするマーケティングツール。個別商品のほか商品カテゴリ同士の分析や店舗ごとの分析にも対応している。

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